35歳~42歳の女性の体外受精の着床前検査で「染色体異常が7割」という衝撃

目安時間:約 3分

35歳~42歳の女性の体外受精の着床前検査で「染色体異常が7割」という衝撃

WS000008

1:名無しさん@涙目です。:2019/03/24(日) 00:42:50.29 ID:7MjcVdHS0.net
(以下抜粋)
体外受精は、排卵誘発剤を使用して複数成熟させた卵子を手術室で体外に採り出す。
それを培養室で精子と合わせ、うまく受精が起きれば生命の奇跡の始まりだ。
胚は、最初はたった1つの細胞だが、それが2つになり、4つになり、8つになる。
5日もすれば、数百個の「胚盤胞」という状態にまで発育し、顕微鏡下で透明な
ブドウのようになってきらきらと光る。その様子を、今ではタイムラプス画像で
見せる施設もあるが、まさに命の神秘的なエネルギーを感じさせるものだ。
しかし、現実の体外受精では、このような画像に心躍らせながら胚を子宮に戻しては、
次の瞬間に「天国から地獄」の衝撃を味わう人が少なくない。原因の筆頭は「染色体
異常」。実は、命は胚の段階では染色体異常を持つものが多く、それはごく一部の
例外を除いてまもなく消えてしまう。妊娠反応が出て、気持ちがもっと舞い上がった
あとで、流産してしまうこともある。こうしたことは、女性の年齢が上がるほど増える。

今の体外受精は、見た目や発育状況から子宮に戻す胚を選んでいるが、染色体のこと
は外側からいくら眺めてもわからない。そこで始まったのが、胚から一部の細胞を
採取し、染色体を調べて、本数が違うものは子宮に戻さないようにする「着床前検査
(異数性検査=PGT-A)」だった。
着床前検査について、日本産科婦人科学会はこれまで原則として、重篤な疾患の診断
を行う検査のみ、審査のうえで一部だけ容認してきた。だから一般的な胚の検査は
本来「禁断」だったわけだが、この検査の不妊・不育症への有用性を調べるとして、
臨床試験を開始。約2年の月日をかけ、結果が大体見えた2018年末に行われた暫定値
発表は、衝撃的としか言いようがないものだった。
臨床試験は、学会に認定された実績あるクリニック4カ所で得られた、見た目はよいと
判断された胚が調べられたのだが、染色体本数が正常だった胚はたった3割ほどしか
なかった。
日本では今、胚を子宮に戻す「胚移植」が全国で年間25万回以上も行われているが、
その多くが、実は、染色体異常胚を戻しているということになる。
今回の臨床試験は35歳から42歳という年齢の高い女性を対象にしたので、正常胚がここ
まで少なかったのだろう。

https://toyokeizai.net/articles/-/271405

元記事:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1553355770

続きを読む

この記事に関連する記事一覧

comment closed

ページの先頭へ